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2007-01-27

『屋根の上のバイオリン弾き』

ミヒャエル・エンデ氏の
確か「なぜ書くのか?」という講演で
「ユダヤ人はユーモアをもって生きてきた。」
らしき一文があったように思う。

この映画を観たとき、「なるほど。」と思った。
伝統に反した結婚、異教徒との駆け落ち、
ひどくなるユダヤ人迫害。
主人公・テヴィエの周りに起きることは
とっても困難なこと、ときには暗~い出来事なのに、
彼の生きる意志とユーモアのおかげで
悲劇のどん底にいるようには感じないから。

宗教が違うとはいえ、父親の考えることは同じ。
子どもたちが幸せになること。
その気持ちと伝統との間に挟まれて葛藤する様子。
それを観て「わかる、その気持ち。」って
思わずつぶやいちゃう人もいるに違いない。

それにしても、この映画は長い。
たっぷり3時間もある。
途中の休憩って・・・(笑)
確かに映画館で観てたら必要かもしれない。
んでもって・・・。
ロシア人の踊りはダイナミックでなかなかいいし、
結婚式での瓶を頭に乗せて踊るダンスなんかは
ちょっと異様でおもしろかった。


?観てみる?


ホロコーストについて
映画『白バラの祈り』の中で
ゾフィー・ショルはゲシュタポにこう聞く。
「わたしたちとユダヤ人、どこが違うの?」
その明確な答えをゲシュタポも実は知らない。
この映画の中でも、テヴィエと親しい
ロシア人の署長さんはポグロムや迫害について
「わしは納得できんがな。」と言う。
「なんだかよくわからないけど、トラブルメーカーだ。」という
枠組みで虐げられてきた人々の生きる技の一つが
「ユーモア」だったのだろうなぁ。。。

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投稿: BlogPetのJan | 2007-01-29 12:25

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ウクライナのアナテフカ地方に住むユダヤ人一家の長テビエ(トポル)は信仰と伝統を重んじていたが、5人の娘たちが次々と伝統を無視した結婚を求めるようになり、困惑。一方、政情の不安からユダヤ人は国外追放の仕打ちを受け…。 日本でも森繁久彌や西田敏行の舞台で知られるブロードウェイ大ヒット・ミュージカルを『夜の大捜査線』などの名匠ノーマン・ジュイスン監督が映画化。はじめこそユーモラスだが、次第に哀感が盛り上がる民族色豊かな秀作。長女が嫁ぐ日にみんなが歌う『サンライズ・サンセット』など名曲も... [続きを読む]

受信: 2007-03-27 14:07

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