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2006-12-29

『手紙』

『白夜行』を読んだ印象が強くて、
「次はどんなドロドロ劇でしょう?」と
ウキウキ(?)しながら読んでみた。

しかし・・・これはドロドロではなくて、
「考えさせられる」お話だった。
『差別はね、当然なんだよ。』という一文が、
わたしにかなりの衝撃をくれた。
これまで生きてきて、そして福祉の実習先で、
薄々感じていた「差別」について
かなり的を得た文章だったから。

どうしても無くならない「偏見」や「差別」の中、
どうやって生きていくかということを考えさせられた。
強盗殺人犯の弟になってしまった直貴の気持ち、
突発的に犯罪を犯した兄の気持ち、
その周りの人々の気持ち・・・。
どれも想像の範囲だけれど、
どの気持ちにも共感する部分がある。


恐らくわたしは無意識のうちに
直貴やその家族を取り囲む人たちと
同じような接し方を、今まで出会った
何人かにもしてきたはず。

例えば、学校なんかで。 
当たり障りのない付き合いをして
実際のところはその人から距離を置いてたとか...。
それって掘り下げて考えれば、
他人から自分が悪く見えないようにするため?
卑劣でもあり、自己防衛でもあるこの行動って
本当の本当に悪いことなのか、
正当なことなのかちょっと考えちゃう。
もちろん道徳上は、悪いことだけど。

きっとこのお話は、犯罪者が身内にいなくても
人間社会に生きる人なら誰でも、
どこか心に引っかかるところがあると思う。

?読んでみる?

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コメント

ネットで身内と、強くて当たり障りとかをお話しないよ♪


投稿: BlogPetのJan | 2006-12-31 10:55

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